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2007年9月7〜9日 北アルプス 栂池〜白馬岳〜白馬槍温泉〜猿倉

[スタイル]単独 小屋素泊まり

[ルート]
<1日目>
ムーンライト信州にて早朝白馬駅到着
〜栂池高原(バス\450)
7:30 栂池高原(リフト\1800)
8:10 栂池ビジターセンター 
15:00 白馬岳山頂
白馬岳頂上小屋(素泊まり\6200)
<2日目>
5:00 頂上小屋出発
5:20 丸山5:30

6:30 杓子岳
7:30 白馬槍ヶ岳
8:45 白馬槍温泉10:00
13:25 猿倉

[1日目]

台風直後のため、大雪渓からのルートではなく、栂池から白馬岳を目指す。栂池高原に着いたはいいものの、リフトが動くのに時間がある。
7時半に動いたリフトに乗り栂池ビジターセンター到着。
歩き始めると、おじさんに声を掛けられる。ゆっくりの同じペースだし、花や山に詳しい。たまには誰かと登るのもいいかと思い一緒に歩く。というのも、まだ山歩きに慣れていなくて、誰かと喋りながらの歩きによって歩き方を考えさせられる。


おじさんの名前は西村さん。実は山のガイドで、今回はプライベート山行だがいつもは、クラブツーリズムとかの団体のお客さんを連れて山を歩いているらしい。
その仕事のおかげで、疲れていなくても30分とか1時間おきに強制的に人を休ませる。(のが上手い!?)

おじさんは、白馬岳の絶滅寸前の花を教えてくれたり、ストックの使用によって事故が増えたり山が崩れていく現状を、白馬の地層について教えてくれた。

白馬大池、そして小蓮華山を越える。

白馬岳山頂に着くと、とても天気が悪い。360度分厚い灰色の雲に覆われて何にも見えない・・・。
そんな天気でとっても残念なのだが、頂上でやろうと思ってたことがある。ザックから白馬に来る直前にもらった贈り物を取り出す。
中を開けてみる。素敵な贈り物だ。西村さんは、いいねーと一言。そう今日は私の誕生日なのだ!

白馬岳頂上小屋に到着。西村さんが、昨年10月に起きた遭難について語っていた。祖母谷から清水尾根を通り白馬を目指した7人パーティが山荘まであと10分ほどのところで、ガイド除く4人が遭難死したらしい。
西村さんは、ガイドの責任について熱く語っていた。同じガイドとして考えなければならないことがあったらしい。

[2日目]

台風直後だからか、すごく天気が良い!!やったー。西村さんはひと夏に何度も白馬に来るらしいが、こんなに天気がいいのは滅多にないと言っている。
日の出を見るため、丸山まで急ぐ。とても寒いが綺麗な日の出が見えた。西村さん槍温泉で会いましょうということで先に出かける。

意外に早く温泉に到着。一人女湯を占領。

槍温泉からの下りの道は沢が多くて滑りやすい。
猿倉に着くと、白馬までタクシーを4人で割り、そのあと合流した西村さんに帰路を送ってもらった。

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