山の記録一覧へ

2009年2月7〜9日 谷川岳 西黒尾根 雪洞つくり

[スタイル]雪山 雪洞つくり

[メンバー]
Iさん、Iさん、私

久々に山行ってきました!

一ヶ月以上の風邪で病み上がりだったからか、 今も病んでるからか、、 体力がなくなったのか、もともと体力がないからか、、、 食糧を持ち過ぎたためか、、、 とにかく、すご〜く ツライ 山行だった。。。
今までで一番辛かったかも・・・何しろ『おうちに帰りたいよ〜』って思って登っていた。

今回は、雪洞をつくるのを目的に雪山へ。
場所は、谷川岳の西黒尾根。 前夜発1泊2日。

谷川岳といえば@ 昔から登山客が多く、世界一死者が多い山
谷川岳といえばA 登山口近くの土合駅は、日本一のもぐら駅(地下に約460段の階段が続いていて、改札からホームまでゆっくり歩いたら20分かかる!?)知らなかった〜

前日夜11時車で出発〜 登山口近くのロープウェー乗り場で仮眠、
朝7時半 出発、自分にとっては雪山にしては頑張りすぎた重いザック約15キロを担ぎひたすら登る。

雪をこぎこぎメンバー3人で交代でラッセル。最初は勢い良くラッセルしたんだけど、そのうちバテて一人マイペースに歩く。
それを見たIさんは、(気分の乗せ次第でがんばる、という私の性格を友人を通して研究してたらしく?)「がんばれ!岳人JOY!」などと盛り上げるが、もうダメ・・・。
だんだん重い荷物が脚に負担になり、脚が思うように動かず、ふて腐れてへなちょこに歩く・・・みんなに置いていかれる。だめな人間。

脚の重みと体力の限界に愕然。

PM3時半、「頂上いきますか?」 
私「行きません。ムリです。。。」

ということで!?
メインイベント、雪洞を掘ることに!

今回掘ったのは、横穴式雪洞。
幼い頃、かまくらを雪を集めて作ったことはあるけど、それとはちょっと違う。 メンバーは雪洞堀初心者、事前に本を一応熟読済み。

掘る役、雪を外に出す役、見張り役? 雪庇の下の斜面に掘るため、落ちないように腰にロープを付け、ひたすら労働、、スコップで雪を削り、雪洞から雪をはきだす。 酸欠になり苦しくなったり、、気づけば、辺りは暗くなりヘッドランプで穴を照らしてさらに掘り出す。

ようやく3人が寝れるくらいの十分な広さと高さに掘り出せたのは、夜8時。 辺りは真っ暗。スキー場の明かりが遠く眼下に見える。

雪洞作るのって大変なんだぁ。。。4時間もかかった。。。

温かさを求め、雪洞の中にテントを張る。外は吹雪のはずなのに、雪洞テントの中はとっても静か。そしてとってもあったかい。完全に別世界だった。

そんな雪洞ともたった一日で惜しくもお別れして、下山することに。
8時半出発。吹雪の中、12時半無事下山。

全身筋肉痛〜脚も痛いが、とくに上半身がイタタタァ〜、背中から掌まで。これはスコップでエッサホイサ一生懸命労働した証だ。

土合駅に着くと、初めてのモグラ駅の土合駅に感動し、一人で駅構内の探検に出ると、あれほど山で嘆いてた私と比べて元気な私を見てメンバーに呆れかえられる。(汗)

なんだか忙しい週末だった〜
体力の限界を感じたこの2日間は、 体力があれば、人生楽しめるかもと思わせるくらいのものだった。

ただせっかく体力をがんばってつけても、風邪ひいただけでゼロにもどっちゃったりするんだよね。。。

「あ、すみません、体力ください」
「どのくらい?」
「5000円分でお願いします」
「はいよ、まいどー。来月2日に筋力も仕入れておくから」
「あ、じゃまたきますね〜」
なんてのがあったらイイかも!


西黒尾根





西黒尾根を登る







雪洞を掘る場所を探します

尾根の斜面を調査

苦労の末の雪洞 まだ小さい

土合駅

日本一のモグラ駅

土合

永遠に続く階段

「462段おつかれさまでした」
inserted by FC2 system