風邪で寝込んで丸2日、一向に熱が下がらないので、最後の手段は山に行くことに。大体いつも長引く体調不良の時に山に行くと治ったりする。
富士山は5合目でもあまり雪がない。6合目あたりの雪面で雪訓をすることにした。
・登りと下りの歩き方
登りの場合、登る方向にピッケルを差すが、足は下向きに斜面に平行に置くのがコツ。下りは少し前かがみにかかとに重心を置いて雪面と平行に歩くと良い。
・滑落停止
流されたときに足を突っ張ると反動で逆さになって流されてしまう危険があるので、膝を曲げて足を挙げ雪面に引っかからないようにする。
・耐風姿勢
足を開いてピッケルを胸の前で持ち地面につきつけ、3点で耐風姿勢をとる。バランスが難しい。膝はつかない。
・スタンディングアックスビレイ
ピッケルを雪面に差し込み支点を作る。ピッケルの頭を足で踏み抜けないようにする。支点となる部分は、
ロープが流れる部分と離れていると流されやすいのであまり離れないようにする。
・ボディビレイ
雪面に座り、腰でビレイ。腰をしっかり落とし足を突っ張って確保する。
・肩がらみビレイ
クライマー側のロープは脇下を通るようにビレイする。流されやすいので、身体を反り気味に、足で踏ん張る。
ビレイはいづれも、クライマーが落ちて支点(ビレーヤー)まではロープを引き、支点(ビレーヤー)から下はロープを少し流すと衝撃が少ない。
とっても勉強になりました。
おかげで風邪も治りました〜