[スタイル]小屋、テント
[メンバー]セサミさん、みのるさん、めろ
[コースタイム]
23:00池袋〜05:45富山 夜行バス
(1日目)
06:30 富山電鉄
08:50 室堂
15:00 真砂沢ロッジ
15:45 二俣吊橋
17:05 仙人峠
17:30 池の平小屋
(2日目)
09:00 池の平小屋
11:30 仙人池
15:00 真砂沢ロッジ
17:00 剣沢小屋
(3日目)
08:00 剣沢テント場
08:50 剣御前小屋
地獄平〜みくりが池温泉
室堂〜信濃大町
10月のアルプスは初めて。剣沢雪渓も初めてなのでドキドキ。
裏剣マニアで年に2回は通っているセサミさんのお勧めで、初めての裏剣に。
天気に恵まれた3連休、ちょっと惜しい紅葉と雪のコントラストが綺麗な山行でした。
富山駅着が遅れたため、始発の立山行きに乗れず、室堂へ着くのが遅れる。
室堂へ向かうバスからの眺めは紅葉と遠くに見える雪山がとても綺麗で感動。
剣御前への道は、雪と氷で結構つるつる。剣御前からは白くなった剣岳が綺麗に見えて感動。6本爪アイゼン装着に苦戦して剣沢キャンプ場へ向かう。
今夜は、池の平小屋泊まりなので、キャンプ場にテントを張って荷物を置いていくことにする。
ここでビールタイム(私以外)
剣沢雪渓は、ほとんど溶けていて夏道を行く。
真砂沢ロッジ手前では、雪渓がほとんど崩壊して沢となっていて、何度も訪れたことのあるセサミさんは驚いていた。
ちなみに5月に来たときはちゃんと雪渓があったらしいので、
相当夏が暑かったんだろうとのこと。雪渓の土台が崩壊してしまったので来年の春までに沢が埋まってくれるのか心配していた。
真砂沢ロッジでビールタイム(私以外)
すでに3時。ヘッドライト用意で出発。
二股吊橋までは、河原歩きが続く。道がわかりにくいところがあるので、一人だったら迷子になっていたかもしれない。
二股からは、三の窓雪渓がよく見えた。二俣からはコースタイムでは2時間半の急登だが、1時間20分で登れたため、セサミさんが絶賛していた。
よくやった自分!?
池の平小屋は、いつもは数人しか泊まっていないらしいんだけど、今日はなんと30人もいるらしい。こんなことは、1年に1度あるかないかだとか。
セサミさんは小屋の常連なので小屋のおじちゃんたちが喜んでいた。なにしろ、小屋の最高ビール飲料記録をもってるらしい・・・。
小屋には、映画「剣岳」の撮影に浅野さんや香川さんが滞在していたらしく、そのときの写真が飾られていた。浅野さんも香川さんも大好きなので、他のお客のおばちゃんと一緒に
写真を写真におさめた。いや〜かっこいい。
ご飯を食べて、焼酎お湯割りを飲んで就寝。あまりに混んでて寝る場所がないので、いつもは小屋のおじちゃんが寝ているロフトの寝室を特別に空けてくれて3人で寝た。あったかかった。
翌朝、日の出に合わせて、小屋の下の平の池に下りる。剣岳と八ツ峰を眺める。今までに見た山の景色の中で一番きれいだった。池に映る剣も最高だった。
小屋に戻りビールタイム(私以外)
2時間ほど飲んで出発。
もうひとつの絶景ポイント、仙人池。仙人池ヒュッテのすぐわきにある池に映る剣もこれまた素晴らしかった。
ここでまたビールタイム(私以外)
絶景を眺めながら、まったり。
それにしてもこの人たち・・・もう朝から5本目(2.5リットル)も飲んでる・・・!!!
ようやく重い腰をあげて急坂を下る。自分は飲んでないのに、まったりしすぎて気合いが入らない。
真砂沢ロッジに着いてまたビールタイム。
ビールを飲むときの顔がほんと幸せそうだ。
ちょっとうらやましいけど、弱いから真似できないのが悔しい。
ここから、雪渓を登ると考えると気が重い。
アルコール飲み過ぎかみんなやる気なし。
「泊まっちゃう?」
まさかの2日連続小屋泊まりか??
小屋のおじさんに聞くと、予約一杯で泊まれないらしい。
仕方なく、剣沢まで登る。昨日よりさらに夏道が増え、雪渓は一か所横切っただけ。
2時間の登りだったが、結構足が重くてきつかった。
翌朝、テントを撤収しようとしていると、突風が来て、テントがふわり・・・
ふわり・・・セサミさんが追いかけるがそれ以上に強風が吹き、テントが飛んで行ってしまった。そしてセサミさんが後を追って行った・・・。
手ぶらで帰ってきたセサミさんは悲しそうだった。テントは剣沢の方へ飛んで行ったらしい・・・。笑ってはいけないが笑ってしまった・・・。
こんなことってあるんだよね・・・気を付けないと(汗)
雷鳥沢からは、地獄谷経由でみくりが池温泉へ。日本一高所の温泉だ。
そしてテントがなくなったというハプニングなど何もなかったかのように、ふたりは名物の黒いスルメをつまみにビールを楽しむ。(私は腹痛で見学)
室堂からはトロッコ、トロリーバスで扇沢、そして信濃大町へ。
松本で馬刺しといわな、馬肉料理を楽しんで、名古屋のみのるさんとさよならする。
二人は、相当なのんべいであり、まったり贅沢なビールツアーだった。
ふたりのまったり山行に同行したおかげで、新しい山の楽しみ方を発見したのだった。