[メンバー]4人
[タイム]
0730 馬場島
1300 早月小屋 幕営
0230 早月小屋
0550 剣岳山頂〜北方稜線
0800 長次郎の頭手前 デポ
1000 チンネ左稜線
1030 取りつき
1630 池の谷ガリーへ懸垂
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馬場島は朝から快晴。早月尾根はカンカン照りで暑さで体力の消耗が激しい。北方稜線上にて幕営の予定だったが、早月小屋にて幕営。早くついたのでみんなで昼寝。
翌朝1時起床、2時半出発でチンネを目指す。2600M付近は、雪渓があり幕営可能な場所もあった。
北方稜線は、浮石が多く落石を起こしやすいので気を使いながら通過する。一部ロープが必要な個所あり。
ソロなら雪渓をトラバースするのがいいらしいが、トレースがないのでどこを通るのか不明。秋なら雪がなくなりソロでも問題なく行けるようだ。
池の谷ガリーはガレ場で流れ落ちるので歩くのが難しい。三の窓のコルから取りつきまで雪渓をトラバース。
1P目4級は誤って右に行き、難しかった。残置スリングを使って超える・・・。8P目4級は切り立っていて見た目は怖そう。セカンドで抜ける。9P目は5級核心、ルートは右のラインをとる。
セカンドで登るも、夕立で全身ずぶ濡れで抜ける。
足が滑って怖かった。そこからしばらく雨が続く。終了点に着くころには雨が止んだが、全身濡れて寒い。
アルパインは悪天になってもそれに動じず対応できないと厳しい。M師匠が沢登りの重要性を言うのは、突然の雨天でも対応するためだと初めて知った。
核心手前で、クレオパトラニードルへのエスケープルートがあることを分かっていなかった。いざというときの対応をもっと計画して、どんな山行も他人任せにすることなく調べきってから臨みたい。
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長次郎雪渓はクレパスが多く、通った後に崩れた個所もあったのでよく見て通る場所を見極めたい。八つ峰側の懸垂個所を一か所使ったが、登りは同じ場所をロープを使わず、登れた。
長次郎の頭から真砂沢ロッジ、下り2時間、登り3時間20分。三の窓雪渓よりも長次郎雪渓を登ったほうが道がよいようだ(真砂沢ロッジご主人より)
筋肉痛やヘッデン下山の影響もあるが、下りの早月尾根は恐ろしく長く、狐に騙された気分だった。馬場島〜早月小屋は登り5時間半、下りは4時間20分。
土日の剣岳登山者はたくさんいたが、月曜は、剣山頂から早月尾根で登山者はほとんどいない。早月小屋の幕営も2張のみ。でも平日でもアルパインクライマーはたくさんいた。10パーティはいたと思う。みんな雨の中登っていた。
登山者よりもクライマーの方が多かった。ハイカーよりもクライマーが増えているんだろうか??