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2012年6月16日 丹沢 鍋割山ボッカ ヒルで敗退

[メンバー]単独

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山歩きをしばらくさぼっていたので、ボッカのために鍋割山へ向かう。
山ブームによって丹沢は塔ノ岳だけじゃなくて鍋割山にも山ガール・ボーイがたくさんなので、静かな丹沢を訪れるのは雨の日がちょうどいいかも。

鍋割山のボッカは初めて。大倉から初めての道を歩く。

しばらく林道が続くらしいけれど、脇にショートカットらしいテープのついたルートがある。林道を行っても面白くないので、テープに沿っていく。
隣に林道が走っていることを意識しながら。

ところが途中で林道を見失ってしまった。でもそのうち合流するだろうと、テープのついた道を行く。
が突然、その道もなくなってしまった。
テープはないけど、トレースを辿ってガレた怪しい草付きを滑落しないように這い上がり、進むと、小屋が見えた。

おっ!なんだ?

良く見ると、「見晴小屋」
見晴小屋!!!??・・・って大倉尾根じゃないか!!!

ひょえ〜やっちまった!!
こんな馬鹿な間違えは、GPSを持っていたからどこにでもいけるという軽い考えで歩いていたから(汗)。GPSすらよく見ないで歩いていた証拠。

どうしよう・・・ボッカやるにしても、大倉尾根を登るか下りきるかして、また鍋割への林道に出ないといけない・・・、さっきの草付きを下るのも怖いし。

でも時間短縮のため、来た道を戻ることにした。テープのある道まで戻って進むと、林道へと行けそうな西側の斜面にテープが付いている。テープのついた尾根を辿って下ると、林道につけた。
あーよかった。GPSさまさま。5万地図だけじゃ現在地がわからん。

気持ちを入れ替えてボッカ用の水が置いてあるはずの近くの沢まで辿りつき、休憩。

ここまでたどり着くまでに、顔や手の指にヒルがくっついたりして叫びながら来たんだけど、身体についていないかな?と身体を見渡す。

・・・と、ギャッー!!!

にょきにょき動いているよ〜帽子、ザック、雨具に・・・・
雨具を脱いで指でピンピンはねて落としていると、なんか背中もむずむずしてきて気持ち悪い・・・。
ちょうどそこに来た登山者のお兄さんに、背中についていないかみてもらうと、なんか腰のあたりについているから、下の雨具を脱いでみたほうがいいという。
雨具のズボンをぬぐと、うひゃ〜!!!!!!ウニョウニョ〜蛭がぁ・・・・ズボンが真っ赤に血に染まっている。おそるおそるズボンの裾をまくると、うっひゃー 蛭が血を吸いすぎて何匹かでっかく太ってぶら下がっている。

助けてくれー!!!悲鳴を上げながら、お兄さんがヒル除けスプレーを出して掛けてくれる。さらに靴を脱ぐとそこにも。 足首には10匹以上も固まってニョロニョロ動いているっ〜!!!靴下も血で真っ赤だよー!!!
靴の中にもいるしー!!!!!靴の周りにはもちろん、3ミリくらいのものがいきなり5センチくらいに伸びたりしてチョーーーー気持ち悪い!!!

雨具、ズボン、靴にスプレーをかけてもらう。
そこに来た他の登山者の女性の方に、背中やお尻などに吸いついていないか見てもらう。

「一体どこいってきいたの?」と聞かれる。
「ちょっと藪こぎを・・・すみません・・・」

しばらくお兄さんにつき合わせて一緒に蛭退治・・・

お兄さん、居合わせたお姉さん、本当にありがとうございました。助かりました・・・・感謝!!!

髪の毛の中にもいるんじゃないかと、気持ち悪くて、ボッカなんぞやってる場合じゃないと思い、即下山することに。
大倉に戻ると、まだズボンやTシャツに蛭が動いている。塩が置いてあったので、頭からつま先まで塩を浴びる。(本当はお塩は大事に使わないといけなんだけど。すんません。)

太もも、脛、足首から血が流れている。大倉のお店のおばちゃんが、ブヨに刺された時みたいに血を出した方がいいというのでやってみる。
掃除のおばちゃんに、「あらぁ、蛭にやられちゃったの」と哀れに思われる。すぐきたバスに飛び乗り帰路につく。

自宅についてすべての道具をチェック。するといたいた!!!!ウニウニ動いてる!!
結局ヒル探しと退治に2時間もかかった・・・また出てこなきゃいいけど。

恐るべし山蛭。
道を外れた自分が悪いんだけど、、、、もう同じ失敗は繰り返しません。

ボッカ訓練はまたのリベンジで。


蛭により敗退だったけど、今回の歩きで、丹沢は一般道意外にもいっぱいルートが作られていることを知った。
歩きながら、同じように地元の人に愛されている筑波山も100以上のルートがあって地元の登山者が毎週筑波山を登るのを生きがいにしているのを思い出した。
でも丹沢の一般道以外の道は、もう行かない・・・。しばらく蛭がトラウマです。


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最初はいいかんじ。トトロいそう

昔どくだみ捕りよくやったな〜

今回の一番の木 これを過ぎたあたりで道を外れます・・・

道なき道で辿りついた男トイレ 見晴小屋

テープの付いている尾根を林道に向かってくだる

意外に近かった 林道到着 とりあえず一安心(ならよかったけど)

蛭に全身吸われているのも気づかず花を楽しむ

寄り道はだめだね、と言い聞かせる まだ蛭の餌になっていることを知らない

血を吸って太った蛭

血まみれの脚
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