[ メンバー/スタイル ]
2人
[ 装備 ]
重登山靴、スパッツ
(軽アイゼン、ストック2、ハーネス、ギア少々(使わず))
[ ルート ]
0825 新松田駅
0930 玄倉
0945 ゲート
1015 登山口
1130 山神峠
1230 伊勢沢ノ頭
1335 檜岳
1410 雨山
1430 雨山峠
1615 稲郷登山口
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今日もIさん寝坊です・・・。よくあることなので想定内。時間になっても来ないと思ったら予想通り電車でも寝過ごしたらしい・・・(笑)
新松田で1時間半待ち玄倉行きのバスに乗り込む。(新松田のホームの待合室はあったかくて居心地良い。)
最近丹沢をくまなく歩くことにハマっているIさんの誘いで、10年ほど前のヤマケイに載ってた地図を手にしてユーシンを目指す。
山神峠までは、最初はトレースがあったけれど、途中から全く道が消える。
雪はない傾斜の強いトラバースになり、丹沢らしいゆるい地面が崩れやすい。足元を崩さないよう、滑落しないようバランスが必要。
やっぱりこういうときに、体幹が強いとバランスがとれるけど、クライミングをずっとやってないから体幹弱く、ふらつきやすいし、
恐怖心も前より感じやすくなっておっかない。
しばらくおっかない道のない斜面を進む。木の根も支えにならないし本当ひやひやもの。こんなんで雪山行けるかな・・・。
道が消えて荒れた山だったのに、突如立派な標識が現れた。なんだかすごく違和感がある。
道はないのに標識だけは、しっかりある。
山神峠までは結構大変な道だった。
そこからすぐに山神神社に辿り着く。小さいけれど、昔から崇められてきた神様がいらっしゃる。山神様そして隣に並んで水神様が祀られていた。
帽子を脱いでご挨拶する。安全登山と書かれた朽ちた木のポールも印象的だった。
ユーシンへの道はやはり崩壊していた。ずっとトラバースがつづく感じだったけれど、見る限りほぼすべての道が崩壊して橋が下の谷まで落ちていたりした。
でもユーシンへの立派な標識だけはある。これだけ立派な標識だから、
ユーシンへの道もまたいつか通れるようにするのだろうか。
それにしてもよくこんな斜面をトラバースしていたかと思う。
丹沢はほんとにもろい山だと思うけれど、それは昔からそうだったのだろうか・・・??
ユーシンへの道はあきらめ、伊勢沢ノ頭から檜岳を登り、檜岳手前の廃道を寄に下ってみるルートに変更する。
山神峠からはしっかりした道があり、よく管理されているしよく歩かれている感じ。
伊勢沢ノ頭は風が吹いていると寒い。昼飯を食べて檜岳へ。檜岳へ行く途中に単独男性1人とすれ違った。他は誰とも会わなかった。
檜岳手前から寄へ下る道を探すが、それらしき場所は見当たらない。地図上では、なだらかな尾根を下るだけで、山神峠までのような危険な
トラバースもないので行こうと思えばいけそうなんだけど、
あまり面白そうじゃないので、雨山峠から寄に下ることにする。
檜岳からは、丹沢らしいドロドロの崩れた道。でも点線ルートじゃないので、階段などもちゃんと整備されている。
雨山峠から寄への道は、迷いやすいため現在地を常に確認するような注意書きが書かれているけど、
実際はとてもよくメンテナンスされていて、赤テープや標識が頻繁に設置されていた。
でも、テープや標識をよく見ていないと、地図とコンパスを使っても、何度も渡渉箇所があり、開けた河原もあるので、迷いやすいし、難しい地形だと思った。
雨山峠からは、沢歩きが続き、緑や黄色の苔が生えた綺麗な景色が続いて楽しい道だった。
雪もあるところでは30cmほどあるけれど、人が沢山入っているので、トレースはばっちり。
下部では沢沿いから外れると、ツルの薮道だけど、トンネルのようにフェンスでとっても良くメンテナンスされているので歩きやすい。森林整備協力隊とかなんとかっていうボランティアの
人たちが整備しているらしかった。
このツルの凄さと整備の良さを見ると、檜岳から廃道を下ろうとしても、このツル藪で下れなかったんじゃなかったかと思う。
林道に出ると、森林散策道みたいになっていて、木のクイズを楽しみながら林道を歩く。
下山すると、稲郷の河原で猟師たちが鹿2頭をさばいていた。ここの集落では猟師は14人活動しているとか。昔は40人いたそうだ。
先週は一頭も獲れなかったけれど、今週は2頭獲れたそうだ。斧やナイフで綺麗に部位分けしていた。
料理は、刺身より煮たり焼いたりして食べるのを好むらしく、調理する前にめんつゆに漬け込むと美味しいと言っていた。
寄からのバスで中年夫婦が下山してきたけれど、道に迷ったらしくお互い言い合いをしていた。どこを歩いてきたのかわからないけれど、
西丹沢はちゃんと山が読めないと道に迷いやすいところだと思った。
鹿の解体まで見学できて、歩いてて楽しい道だったしなかなか面白い山だった。
●ユーシンへの地図