[ メンバー/スタイル ]
単独
[ 装備 ]
冬山装備、ストック2、ワカン、スコップ、(アイゼン、ピッケル使わず)
[ タイム ]
0850 土合駅
0925 登山口(看板)
1230 松ノ木沢の頭1315
1415 下山
1430 土合駅
------------------
先週の降雪で近場でラッセルができるんじゃないかと、週末は雲取山にいこうと企んでいたのだけど、
土曜の朝は起きれず準備不足で、先週の天狗尾根の疲れやなぜか右手中指の負傷(つき指?)もあり、今週は一日だけにしようと予定変更。
一日だけの雪山って思いつくところがあんまりないのだ…
すごく雪と戯れたい気持ちなので、ラッセルできそうな日帰りでいける白毛門にしようと思う。
ここなら去年行ったし余計な心配もあまりいらない。
ただ雲取山より交通費が…。
2月の白毛門の記録を検索してみる。ラッセル訓練や雪洞泊りをしている人が多いみたい。松ノ木沢の頭まではワカンにストック、
そこから白毛門はアイゼンにピッケル、頂上直下は雪崩注意、頂上から下山は西の尾根に迷い込まない、など頭にいれとく。
ラッセルは、あんましやったことないんだけど、ピッケルよりスコップだと進みが早いと言う人もいるので、スコップも持っていってみよう。
今日は車掌さん回ってこなかったー、土合駅は今日はいっぱい登山者が降車した。これまで2回きたけど、いつも独り下車だったけど、厳冬期の方が人が入るんだね?
土合駅は、5人くらい役場の人だろうか雪除けをしたり融雪剤をまいたりしてる。この駅電車ほとんど来ないけど…まさか登山者のためじゃないだろうし、、
そんなにモグラの駅目的にくる人がいるのかなと思う。
駅出てから、車道は凍結がすごい!新雪がうっすら積ってるけど、その下はつるんつるんでスケートできそう。
滑って転びそうになった。その勢いで膝ひねって、左膝に微妙な痛みが。。。
白毛門へは土合橋手前の駐車場から入るんだけど、駐車場は3mくらいの壁で覆われる。
あれー!これ入れないの???と思ってちょっと奥を見ると乗り越えた足跡発見。
乗り越えてから、駐車場が白い平原になっている。トレースあるけど、雪深そうなのでワカンを着ける。ワカンてなんと5年ぶり・・・しかも2度目。。。
装着方法よくわからず。適当に巻いてみる。
そうしているうちにスノーボーダーが、5人くらい上がって来て、平原に消えていってしまった。
こんなところでスノボーできるとこあるのか疑問に思っていたら、その奥の広間で雪を高く積み上げてジャンプ台を作っていた。なるほど。。。
白毛門へは最初急登だけど、前回11月末に来た時は凍結がすごくて、そのときよりもラッセルの体力は必要だけど、あまり危険個所はない。
というか危険な場所は変わる。積雪がないと、切れて滑りやすい根っこの多い箇所とかは凍結してると怖い。でも積雪あるから関係ない。
足場があるので安定しているし、注意するのは雪庇と、頂上直下の雪崩くらい。
今日は山麓は曇りのち晴れだけど、たまに太陽が出て時々空が晴れるけれど、雪は降りつづき、風が吹くと冷える。でもそれほど気温は低くないし、
風も大して強くない。
トレースは今朝一番で歩いたような跡があるけれど、少し埋まりながらトレースを追う。1時間くらい行くと、2パーティが下りてきた。
聞くと、昨日入って松ノ木沢の頭まで行けずに、1300m辺りで雪洞とテントで泊まったらしい。今朝はそのまま下山。今日は昨日より天気よく風も昨日よりないとのこと。
もう一つのパーティは、外国人の多い団体だった。
どちらのパーティもそこから上は行ってない。トレースないけれど今朝1人登っていった人がいるから、そこから上をトレースつけてくれるんじゃないかなと言われた。
やっぱり今朝から1人入っていたみたい。
2パーティの団体がスノーシューで下りたので、雪面が結構硬くつるつる。
実はワカンの着け方がいまいちよくわからなくて、すぐに外れてしまったので、つぼ足で登っていたのだけど、すべるし蹴り込むのも一苦労。
再度ワカンを着けてみる。ちょっと考えて、こうか!とひらめき、以外に簡単だったんだけど、ちゃんと履くと、やっぱり登り易い。
しばらく雪庇を気にしながら、写真を取りながら、晴れない空の下、尾根をひたすら登る。
急登を登りきると、単独のお兄さんが煙草を吸っている。聞くと、ここが昨日のパーティの幕営地点で、ちょっと上までラッセルをしたけど、やめて下りてきたとのこと。
代わりに、今朝から追い越したり抜いたりしてたもう一人の単独男性が、上部でラッセルを続けているのが見えた。
2人とも初めての白毛門のようだった。松ノ木沢の頭までもう少しで、そこまで行けば展望が望めると言うと、それならと、一旦は引き返してきたお兄さんも
エネルギー補給が済んだし行こうということで、一緒にラッセル仲間になってあと少しであろう松ノ木沢の頭に向かう。
ラッセルは膝くらいまでなんだけど、先頭は本当に疲れる。足がもつれて全然進まない。。。。何かもっとうまい方法があるはず。
スコップ持っているけど、そこまでの積雪じゃない気がするし、足が重くて、息切れがして、がんばりすぎてめまいがしてきて酸欠ギブアップ〜!!
スノーシューのお兄さんに結構頑張ってもらいました。。。
でもトレースない山を自由に道を作るって気持ちいい!!!楽しかったし気持ちよかった!!
でも雪庇とかよく注意して自分で見極めるのって山が読めないと大変。
もっと山を読むことに慣れないとと思う。
松ノ木沢の頭からは白毛門と谷川、一ノ倉、どれもまだ天気がよくなく、雲ってたり雲の中だったり。
しばらく待っていると、だんだん雲が消えて、天気が回復してきた。
下山前には綺麗な谷川が姿を現した。
前回ギリギリ電車間に合わなかったので、今回は早めに下山したら、1時間で着いてしまった。帰りは尻セードだし、道路の凍結も無くなっているし、
もっとゆっくり綺麗な山の上の景色を楽しめばよかった〜
もっと山を読んで自由に自然の中を動き回れるような技術と感性を見に着けたいと思った。もっと山の子になるぞ〜
-----
今回写真を撮ってみて思ったこと。
天気がいまいちで、雲で覆われていて良い写真とれないと思ったけど、
以外に今まで撮ったことのない躍動感ある山が写せた。快晴のピーカンの山なんかより、荒天の山の方が山らしいのかもしれない。それと
やっぱり雲の動き、雲の形ってすごく影響を受けるんだと思った。山は風があって生きているんだと思った。
-----
やっぱり時計をもってないと、休憩のとるタイミングとかかなり適当になり、全体的にしまりがなくなってしまう感じ。早く時計買おう。。。