[ member ]
むっちゃん、めろ
[ lebel ]
沢1級
[ time ]
0840 駐車場から出発
0940 15m大滝
1240? 稜線
1340 水沢岳山頂
1500? 駐車場
[ gear ]
沢道具一式、ロープ未使用
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以前山岳会で一緒だったむっちゃんが名古屋に転勤でさみしそうでにしてるので(笑)、
むっちゃんにお願いして名古屋まで足を運び沢へいくことになった。
と金曜当日に夜行バスを予約。
一週間のストレスにビール飲んでたら、気づいたら寝てしまって23時半!
時計見てびっくり!23時に家出るはずだったのに、、、バス24時半だよー。
むっちゃんに、「ごめん、、、行けなくなった、、、」と言うことになるのか。。。
とりあえず、終電に乗って間に合わないかもだけど家を出よう。。
ビール飲む前に適当に投げておいた山道具を無造作にすべてザックに詰め込んで駅へ急ぐ。
バス会社に「駅までのバスが遅れちゃってー間に合いますか」とうそっぱちの電話をするけど、45分には出発しますからと言われる。
駅に着くと最悪なことに電車が遅れている。もう完全に間に合わない感じだ。
それでも諦めず、新宿に向かう。だめだったら、あきらめて終電で帰宅できないから駅か公園で寝ればいいや。。
とりあえず最善をつくすのみ(汗)。
山手線乗り継ぎ電車が待っててくれたので、なんとか新宿駅にたどり着き、甲州街道を汗だくで駆けながら、ジャスト45分にバスに乗れた。
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鈴鹿の山はヒルが多いって有名だからちょいと心配だけど、沢の情報を探ると花崗岩のナメの綺麗な沢。天国に一番近い沢って紹介している人もいる。
初心者向けだし、泳げないリハビリ中の自分にはちょうど良いかも。
レンタカーで鈴鹿スカイラインを辿る。入渓への林道は少しわかりづらく、大河原橋からはでこぼこ道でマーチは辛そうだが、行き止まりのとこでは車が駐車できるスペースがある。すでに車1台。後続も1台。
そこから柵を超えてしばらく林道歩き。
入渓地点は、結構な急下降で私の苦手な土スラブ。滑り落ちないようにする。
河原に出るとむっちゃんがぴょんぴょんと石の上を歩いているけど、まだジャンプするまで足が回復してないので、
そこから沢靴とハーネスをつける。
すぐにロープあって安全だけど落ちたら危なそうな箇所が出てくる。
沢の色がとにかく綺麗!!
岩が白いからか、エメラルドグリーンの美しい沢が映える。
入渓して最初の釜は結構深そう。泳げないし、むっちゃんのあとをついてヘツるが、やっぱりクライミングずっとしてないから、壁にうまく吸い付けず、
釜に落ちたら溺れる〜!!!と恐れながらなんとか超える・・・。
結構綺麗なナメが多いし、釜もあって、まだ泳げるくらいなので、足がつくところはちょっと泳いでみたりしてとっても楽しい!でも
やっぱり沈んでいく様子。。。なんで??ちゃんと泳げるようになりたい。
大滝が現れて、かっこいい。しばらく滝を見て休憩。
大滝登れるかな?
途中まで行き、上部は水が出てスリングが出ている。シャワークライムしながらヒョイと超えられそうだけど、水圧で押されて落ちたらバイバイなので、
巻いて登る。巻道もちょっとボロボロでそんなに良い箇所ではない。
花崗岩の綺麗なナメや釜、小滝を楽しむ。
たまに深い釜をへつるのはやっぱり剥がれ落ちそうで、泣き言いながら吸い付く
が、気をつけて足場をよく見て、自力で超える。
2又には迷った。右が正しいとは書いてあるものの、左の方が水量が多く、遡行する沢に向いている感じがあり、赤テープがついている。
でも右を行く。右をいくと、だんだん水が少なくなり、稜線がすぐに近づいている気がする。
やはり左なのかと、2又まで戻り、今度は左の沢を行く。とても綺麗な歩きごたえのある沢で、「やっぱりこっちだったね」なんて言いながら、遡行する。
しかし、しばらくいくと、堰堤登場。巻道に足跡がついているため辿ってみるが、やっぱりこのルートには堰堤なんぞ出てこない、ということで
再度2又に戻る。
後続2名が右の沢を先に行く姿が見えた。
再び、右を遡行しなおす。最初は荒れ気味な沢だが、だんだん稜線からも離れ、水量も増し、やはりこちらでよかったようだ。
沢は難しい!だけど、これが楽しい!!!
その後、もう一箇所迷う箇所があった。
沢の流れとしては左だが、90度くらい屈曲しているので、方向的には直線上から流れる右が正しいような気もする。
右上部から落ちている水量の多い沢も怪しい。
左に進むと、とても狭いチョックストーンが現れ、沢も細くなっているため、正しいルートはわからない。
右の沢を少し遡行すると、左よりは広い沢で水量もあるが、3mほどの滝が現れ、登るような滝ではなく巻くはずだが、巻道も踏み跡もいまいちはっきりしない。
沢の流れからしてやっぱり左だろうと、左の沢を遡行する。チョックストーンを超えるのは楽しかった。
先行は2パーティ入っているはずだけど、彼らがこのリートを辿った様子はない。
チョックストーンなかなか登りごたえがある。
またもやひょえーと思って怖いな〜と思ってロープ出してもらおっかな〜と考えたけど、マントルしたりちょっと頭使って登るといけた。
またむっちゃんのロープ準備してくれたけど使わずすんだ。
チョックストーンを超えてから、先行者の気配がない。
彼らはみんな右の沢に行ってしまったのだろうか。
ルーファイ大成功!?と思いながら優越感に浸り遡行する。50mのナメとあるが、それほど綺麗でなく平坦な沢。でも森林がお庭のようでとても綺麗。
沢もどんどん狭まり、遡行は終了。
最後稜線に出ると、ワラジがぶら下がっている。おつかれ!
最初に雨がポツポツ降り出し、ちょっと天気が心配だったけど、太陽も出てきてとてもいい天候に恵まれた。
稜線からはしばらく中部地方の山を楽しむ。
関東や上信越とは植物や地形が違って面白い。
せっかくなので、水沢岳までいくことにした。
道は結構崩れやすくて滑りやすかった。
下山道は点線ルートらしいけど、ちょっとたまに見失いそう。無事に駐車場に到着。
沢は今季初めてだったけど、自分にはちょうど良いレベル。リハビリの脚にはやっぱりちょっと負担があって少し痛かったし、
やっぱり体がなまっているから、ヘツリとかチョックストーンもちょっと大変だったけど、今の回復途中の自分にはレベル的にぴったりで最高に楽しめた!
ちょっとがんばると行ける!というレベルで、ナメも綺麗で、釜も気持ちよくて、頭からシャワークライムも楽しめる滝があったりして
とにかくエメラルドグリーンで美しくて快適で、あー楽しかった!満足、満足!
帰りは、地元人もよく通う温泉へ。
この温泉が面白い。ケーブルカーみたいなのに無料で乗れて、景色を堪能できる。温泉も安いし気持ちいい!
温泉に入ろうと、靴下をぬぐと、
血がぁ!!!
怪我をしたかと思ってたら、ん?両足首から血が流れ出ている。
やられた〜!!!
沢ではやられなかったけど、下山時にやられたらしい。なにしろスニーカーに下界用の短いソックスだったから。
やっぱりいたのね、、、ヒル。全部で3箇所もやられた。さすがに血が止まらない。お風呂をあがっても血が流れていて、施設のおばちゃんが心配して、
絆創膏とティッシュに消毒をくれた。なんていい人なんだ。こっちの人たちはみんな心温かくて好き。
どうもありがとうございました。
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さて、今回のもうひとつの目的は名古屋を楽しむのだ。
名古屋は、人生2度目。以前は愛地球博やら名古屋城にひとりでふらついていたのを思い出す。。
今日はむっちゃんおすすめ観光でたのみますー
夜行バスで来て夜行バスで帰るから、夜は長い。
まずはおすすめのひつまぶし!
生まれて初めて食べるので、どんなものかも知らず食べ方を教わる。
@まずは4等分。
A最初はそのまま食べます。これがうまああーーい!!うな重より好き。香ばしく焼けたうなぎがたまらん!!
B次にネギとわさびとのり、山椒をかけて。これもうまっ!だけど、何もつけない方がうなぎの味が楽しめて好き!
C次はお茶漬け〜ねぎとわさびでだし汁をかけて。おいしい〜。
D最後の1/4は自分の気に入った食べ方で。ということでやっぱりそのまま、いただきまーす。そしてごちそうさまでした。ごはん3杯分らしいけど、
ぺろりといけてしまううまさ。
その後、犬山城へ向かう。
実は城好きなのだ。この城は、数少ない昔から残っているもの。日本最古の木造天守閣だって。
近くの名古屋城とか、ほとんどは復元したもの。
時間が遅くなっちゃって、中には入れなかったけど、木曽川から見る犬山城に感動。
忍者が出てきそうなお城だった。中もそのままを留めているらしいので、今度は中に入ってみたい。
周囲の木曽川では、鵜飼をやっていて、初めてみた鵜飼の様子にも風情あって感動。いやーいい旅だ。
最後に、深夜発のバス時間まで、手羽先を楽しむ。本場の山ちゃんは大盛況でした。風来坊っていう手羽先屋などもあるらしい。
名古屋は面白い文化だ。また遊びにこよう〜
むっちゃん大変お世話になりました。
そして夜行バスで誕生日を迎え、またステキな誕生プレゼントだ。
ヒルに食われたとこは、帰ってからも血が止まらず流れ続け、、1週間は痒くて痒くてたまらず大変だった。ヒルにはもっと用心しないと。
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●山の湯 絵野温泉 希望荘
500円でケーブルカーにのって日帰り温泉と景色が楽しめる。夜景もいいらしい。
http://www.kibousoh.or.jp/re_onsen.htm
●うなぎ 白河
美味いひつまぶしがお手軽に食べれる。美味しかった〜
http://www.hitsumabushi.jp/osinagaki.htm
●犬山城
忍者出そうな日本最古の木造天守閣。はは〜
http://inuyama.gr.jp/culturalassets-themepark/culturalassets/495
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