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2014年4月27日 西上州 九十九谷〜黒瀧山不動寺

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ソロハイク

[ time ]

0950 下仁田駅→南牧乗合バス(観能行き)
1010 雨沢バス停〜六車
1050 集会所(下底瀬登山口)
   〜道迷い〜
1130 〜道迷い2回目(隣の尾根上・幕岩手前で引き返す)〜
1230 出直し(堰堤)
1310 下底瀬分岐
1335 観音岩
1350 馬の背
1400 分岐(五老峰入口)
1410 不動寺


[ info. ]

・南牧乗合バス(観能行き):土日祝日のバスは午前1本のみ、帰りは午後に3本ある。土日は雨沢(南牧役場)までしか行かない。350円
・点線ルートや迷いやすいところ、特に情報収集して行かない場合、2万5千の地図必須。携帯GPS使えない。
・山高原地図2013年版よりも、ルートが広がっている。例えば、下底瀬口から焼山峠への道がある。また黒瀧山から荒船山への標識がある。ただし道は荒れてはいると思われる。

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今季は雪山にあまり行けなかったので、GW後半に雪山に行こうと思って、今週は雪山トレと思って1泊2日で上信越辺りに行く予定が、色々仕事が入ってしまって行けず。
もう3週間も山行ってない・・・。日帰りで行けるちょっと面白い山ってなかなかないし。。
そう思ってると、群馬の山仲間からメールが届いた。今西上州はアカヤシオやミツバツツジが綺麗だと。西上州か〜そういえば荒船山しかいったことない。 地図を広げると、点線ルートや岩場、危や迷の文字に惹かれる。ムム、ここにしよう。
でもどんなもんなのかよく分からないので、メットとハーネスを持っていこっと。

上信電鉄に乗ったりして、ちょっと旅気分。GWだから電車マニアなども同乗してて面白い。
下仁田は終点。そこからバスはワゴン車の乗り合いバス。地元のおばちゃんたちが、顔見知りの運転手といつもの会話。 登山者は他に、鹿(かな)岳に行く男性1人、毛無岩にいくカップル1組。

全く事前に調べてきてなく、2万5千地図も持ってないので、最初の分岐で迷う。
九十九谷の標識はあるが、その指し示す方向に疑問あり、周辺に道やトレースが4つほどある。標識が示す方向は、沢沿いの道かもしくは畑へ続く道。違うだろうな〜 と思い、一番しっかり整備されている道を選ぶ。

この先、また分岐がある。「焼山峠へ」と小さく書いてある標識がある。焼山がいったいどこなのかよくわからず、赤テープに沿って行くと、また分岐。
どちらの分岐も赤テープが貼られている。ひたすら東方向に続く。とにかく戻れるように磁石を見て、道はよく覚えながら、違う気がする・・・と思いながらいくと、 でっかい岩が見えたのでそこまで行ってみる。岩は誰かがボルダリングしたような 跡は全く無く・・・、手前から巻く。下りはちょっと怖い感じのザレ道をトラバースして左上すると、ちょっと歩きやすいトレースに合流した。
地図を見る。焼山峠の位置をようやく確認。ここは焼山峠への道。赤テープがあるので、こちらに変えようかと浮気する。地図には載っていない道。仕方ないので分岐まで戻ることにする。

分岐に戻り、今度は沢沿いに行ってみる。この道はよく歩かれているようでトレースがしっかりしている。でもまた道が東方向へ伸びている。違うだろう、、と思い、 左上の斜面に向かっている赤テープを頼りにいく。そればだんだんと藪こぎになり、また違うだろうな。。。と思いながらも、稜線が見えるので、そこまでいくことにする。
稜線は完ぺきなトレースのある歩きやすい尾根。ここだ!!!と何の根拠もなく勝手に確信して北方向へ続く尾根を登る。しかし怪しい予感。たどり着いたのは大きな岩壁。 岩壁に阻まれて行けない。岩を登った形跡もない。ピトンとかなんにも無い。岩を右からトラバースした人がいるんだろうか、トレースが少しあった。

疑問持ちながらも、違うだろう。。。。と思って引き返す。さすがにちょっと不安になったので、携帯GPSで位置を確認しようと思うが繋がらなくて少し焦る。
地図上の文字が邪魔してよく見えない5万地図の等高線とにらめっこする。この尾根は一体・・・そしてこの岩は??やはりここは予想してた通り、目指す谷の隣の尾根。尾根はまっすぐ北に 伸びて、幕岩にぶつかっている。きっとここだ。尾根がしっかり歩かれているので、来た道を引き返さず尾根を下る。
下ったところは、見覚えのある堰堤だった。やはり。。。。2度もルートミスをして、もしかして、、、と思ってたけど、やっぱり最初のあの標識の向きは、本当に正しい方向を 示そうとしていたんだと・・・。稜線を戻ると見たことのある堰堤。そして、一番最初の分岐に辿りついた。それにしても分かりにくい標識、差す方向には、樹林帯、沢道、さらにトレースが2本。 丹沢だったら、今頃全身ヒル状態だよ。

最初から出直し。畑への細い道と思っていた道が正解だった。畑の脇を抜けると、鷹ノ巣山が見える。
そこからは頻繁に標識があり、トレースはしっかりしていて全く迷うことはない。点線ルートでもこんなもの、道を知っていれば。

時間なければ引き返そうと思ったけど、難なく稜線に着く。快適なスラブを歩くと馬ノ背のような岩稜。その下を見下ろすと、春の美しい景色、九十九谷が広がっている。大自然が芽吹いている。
ここが馬ノ背だと思っていたら違っていた。どうも土地勘がないのか、道迷いしすぎて焦っていたのか・・・。

観音岩を往復する。戻りに、この日初めて登山者に出会う。男性2人おじいちゃんとお孫さんパーティ。馬ノ背の最後の梯子の乗っこしが結構怖かったので、気をつけてとのことだった。
馬ノ背ははしごと鎖がついているので気をつければ問題ない。ただ少しザレているので、小走りにいったら滑って落っこちるなんてないようにしたい。

馬ノ背を超えると、すぐに分岐であとは下っていくと不動寺に着く。バスの時間があったので寺は寄らずに行こうと思ったが、寄らずにはいられない惹きつけられる寺。平和を願った鐘をつき参拝。
安中市から来たというおじいさんとおばあさんと出会った。私がスタスタ歩いて一番奥の開山堂まで登って下りてくるのを見て、若くていいね〜我々には行けない、あといつ来れるかわからないと言っている。 東京から独りで来たことに驚いていた。いろいろお喋りしてきた。可愛いご夫婦、軽トラで帰って行った。

スタスタ歩いていると、プップーと車止まる。さっき不動寺で会った高崎から来た6人の中高年夫婦パーティ。乗せてってくれるって。やったー!
一緒に道の駅2件周って、下仁田こんにゃくに、神津牧場ミルクソフトを食べて、筍買って帰って、高崎駅まで送ってくれた。「また西上州で会いましょう!」山岳会でもないし、名前も連絡先も帰らずに帰ってきた。 せめて名乗ればよかった・・忘れていた。本当に助かりました。どうもありがとうございました。また西上州でお会いできるのを楽しみにしています!


下仁田駅から乗合バス

のどかな田舎風景

石垣の家が多い

集会所裏からの登山口

チューリップ春だ

迷ったところ。まっすぐに進み、左斜め上の稜線から戻ってきた。正しくは標識の差す方向、上の畑に続く道。

まっすぐ行ったところで焼山峠への標識。ここまで来るとかなり行きすぎ。ここからも赤テープのあるルートが4つほどある。2度目の迷いは沢沿いに行き、途中から左の稜線へ向かって登り、幕岩となる。

2回目の道迷い。明らかなトレースのある稜線を進むと、幕岩に阻まれる。

幕岩、登れるのかな?

畑の脇を通って正しい道をすすむ。鷹の巣山?

まだ桜が見ごろ。つつじもきれいだった

鷹の巣山の隣の岩稜。

眺め最高!岩最高

九十九谷

九十九谷を見下ろす

お花見

観音岩 五老峰最高峰

馬ノ背の最初の下り

馬ノ背全貌

キョキョと鳴く鳥

テッペンカケタカと鳴くホトトギス

黒瀧山不動寺 宿泊可能。安中市のおじいちゃん。

黒瀧山の鳥たち click
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