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2014年9月21日 利根川水系湯檜曽川 東黒沢白毛門沢

[ member/スタイル/ギア ]

ソロ、30mロープ

[ time ]

0840 土合駅
0910 入渓
0954 白毛門沢出合
1100 タラタラのセン
誤って支流を直上1250mまで
タラタラのせんまで戻る
標高200mをUP・Down
1230くらい タラタラのセン〜巻き
1310くらい 沢に下りる
1510 白毛門山頂
1700 土合橋 

[ info. ]

・山渓の沢120を見ながら遡行したが、遡行タイムがだいぶ異なり早く遡行できたため、書かれている滝と現れる滝が合っているのかわからなくなった。
・タラタラのセンを右岸から巻くと、上部は支流が流れていて、トレースあり。沢が上部に続いていると思い、そのまま上に遡行を続けると、トレースはあるが、標高1250まで 行くといよいよ全身藪こぎになり、そこから、稜線へ抜けるのは難しい。支流にいかないように注意して、ここで左岸へトラバースしていくのが正解。

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週末は雨のはずで土曜は家で閉じこもり。。土曜の夜になって天気が好転して晴れていることにようやく気付く。
晴れじゃないか〜!!しかもすごく良さそう!これは行かなきゃ〜

ソロでいけるとこが限られてきたのだけど、ずっと行きたかった白毛門に行こう。一人でいく予定ではなかったけど。なんとかなるだろう。。


白毛門登山口は、夏に来るのは初めてか!?土合を下車した登山客はたくさんいたが、みんな谷川岳へ行く様子。駐車場は車が多い。

白毛門は、ネット上の記録が意外に少なく、去年の記録ではハナゲのナメ滝で滑落骨折した人がいるようで、ちょっとビビり気味、十分注意していこうと思う。

ハナゲノ滝は、さすがにナメ中間部から傾斜強くなったが、巻き道は使わずに、左側の残置スリング数個をお借りしてヘツルように、一歩一歩慎重に遡行する。 ちょうどいい感じの緊張を味わえて楽しかった。

できるだけ直登の気持ちで遡行。

コースタイムと実際の遡行時間が合わなくなり、ここが地図上のどの滝なのか、イマイチわからなくなる。たぶんこの滝だろう、と思いながらも、遡行ポイントもあまり合ってないようで とにかく進む方角は間違えないように遡行する。

でもタラタラのセンらしい滝につくと、3時間半かかるはずのところが2時間で来ているので、その滝で合っているのか不明。あとからそこがタラタラだったのだとわかる。

タラタラのセンは巻くと書いてあるが、中間部にハーケンが1本打ってあるのを巻き道から見えた。直登も出来るようだ。

巻き終わると、そのまま上部に沢が続いているため、あまり確認せずに遡行。途中ちょっとおかしいかな、と思う。が、トレースは続いているため、信じて遡行。 しばらく違うかな〜と疑いながら、トレースあるので、まいっかと登り詰め、標高もあがり、稜線まで500mなので、間違っているけど、トレースあるなら このまま稜線でちゃおっかな、などと考える。

ところが、やはり背丈以上の藪こぎになり、稜線らしきは見えるが、藪で進めず、進んでも今日中にはたどり着かない感じだ。そしてトレースもそこで無くなる。

たぶん先行パーティが間違えて引き返したトレースだったんだと思う。

仕方ないので下る。友人が以前白毛門沢の巻きで遭難しかけたと言っていたのを思い出す。大丈夫下るだけ。滑落しないように、笹を使いながらクライムダウンしたりして下降。

やはり。怪しいと思ったところで正しいルートあり。ここはやっぱりタラタラのセンだったんだ。
ここから山頂は2時間半だからとりあえず時間的には余裕。

と安心したのもつかの間、右にトラバースするが、そのトラバースが数本に分かれ、上部へ行くトレースを行くが、あまりに上部に行きすぎるため、右のトラバースしている トレースを辿るとまたトレースがわかれ、そのうち藪こぎになる。とにかく出れるところで、沢に下りようと、強引に藪を漕いで沢に下り立つと、15m大滝の途中に出たようだった。

沢に出て一安心。じじ、ばば岩を眺めて山頂を目指す。

ところがまた最後の最後で藪こぎ。
稜線で一般道があるものと思っていたが稜線に近づくにつれ、藪がひどくなり身長を覆う藪となり方向さえわからなくなりそう。
少し脱出ししばらく藪を漕ぐと、登山道に出る。
もう少し山頂よりに行けばよかったんだと思う。

藪の多い沢だった。。

山頂から朝日岳方面の紅葉は最高だった!秋を十分感じてから下山。
途中でようやく今日初めての登山者に出会う。前橋から来たというソロのおばちゃんがゆっくり歩いているので、一緒にお喋りして歩く。白毛門沢に行きたいのだそうだ。
さらに行くと沢屋発見、4人パーティ。くたびれた様子で休憩している。聞いてみると朝7時頃に出たとのこと。今日は4パーティが白毛門沢に入渓したとのことで、 私が最後の入渓者。 私がルートを間違えたことを言うと、4パーティともそれぞれ違うルートで巻いたとのことだった。

どおりでトレースが多かったわけだ。。

帰りは前橋のおばちゃんが水上駅まで送ってくださるとのことで、お言葉に甘えて乗せていただいた。どうもありがとうございました。

白毛門沢は、とても山深いが、期待が大き過ぎた分ちょっと期待外れの沢だったな、、、、わけのわからない巻きのせいかな?
なんだったんだろうこの沢は、、、というのが下山後の感想。でも標高1200のアップダウンに全身藪こぎ&道迷いで、心も体も勉強になった沢だった。
それと夏の白毛門に行けて、初めて冬の白毛門とのルートの違いや鎖場について知れてよかった。


ハナゲノ滝

ハナゲノ滝

白毛門沢出合

確か左岸を巻かずに岩伝いに遡行

タラタラのセン

タラタラのセン。岩の下辺りに支点が見える

沢に出た。大滝??

稜線まで結構長かった

なかなかたどり着かない山頂

藪こぎ中。紅葉が。。。

遡行してきた白毛門沢

今日はとても不気味な谷川岳

白毛門山頂

最後のご褒美!朝日岳方面は紅葉きれい
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