山の記録一覧へ

2015年1月11日 / 奥多摩 小怒田(こぬた)尾根〜大岳山〜サルギ尾根

[ member/スタイル/ギア ]

Kさん/藪・岩バリエーション/ロープ・ハーネス未使用

[ info. ]

・高黒岩はV級程度の岩。木が生えているのでフリーで登れるが、自分の身は自分で、滑落したら重症。 安全を取ってロープを出しても良い感じ。ルートを見て、登り易いところを見つけ巻きながら登る。積極的に登攀するなら直登ルートもありそう。
・小怒田尾根は、枯葉が多く急登の箇所が多いので、木を掴み滑落しないようにしたい。
・払沢ノ滝バス停から千足までは近いので、千足行きバスを逃したら、数馬行きで払沢ノ滝で下車すると良い。
・熊が冬も冬眠せずにいるとのこと。猟師より熊鈴をつけるよう言われた。

[ time ]

1045 武蔵五日市駅
1115 払沢ノ滝バス停〜千足
1120 千足
1215 高黒岩
1325 富士見台
1420 大岳山山荘
1500 上高岩山
1530 高岩山
1620 養沢神社

---------------------------------

10時40分武蔵五日市集合、、と前日から準備、予定通りに家を出る。武蔵五日市着いて、まだ時間あるなーコーヒーでも飲んでるか、 とコンビニに行く。ぬるいタリーズはやめて、熱いルーツを購入。コンビニに外人さん2人来て英語わからず困ってる店員さんみて、 声かけて秋川渓谷の行き方と観光案内所の場所教えると店員さんに感謝されて、良かったよかったと、バス停へ向かう。

Kさんはまだ来てないし、千足行きバス停がわからず、ぼーっとして、気温が高くて暑いのでタイツでも脱ごうかと余裕でいた。

メール届いてることに気づく。
「今どこ?バス時間だから出るよ。」
???
あれ、あれ、あれれ・・・?
先週もらったメッセージを探し読む。あちゃー、1時間間違えてるじゃないか…やってしまった。

急いで向かおう〜と焦る、するとバス停にバスを待つ行列。

これって千足いきますか?
バス職員に聞くと、これは行かない、千足行きは11時50分だそうだ。
でも払沢の滝までは行くから、そこから千足まで行くのがいいとのこと。

サンキュー!とりあえず、近くに行ってみよう。 閉まった扉を開けてもらい数馬行きバスに乗り込む。 行ったところで追いつかないが、行くだけいこう。。。

Kさんとメールで連絡しあう。小怒田尾根は不明瞭で猟師が多く危ないから、一般道で合流することを勧められる。
私が乗り気の無い返事をしていると、じゃ来ればいい、自分は千足まで下りるから。とのこと。
それは申し訳ないので、どっかでふらふらしてるので下山後会いましょう、とメール送る。

どっかでふらふらするっていうか、Kさんに内緒で核心の岩まで尾根を行ってみて、そこから行けなければそのまま下ろうと考える。 もしなんか事故でもあったとしても、来るなと言ったのにあの人は勝手に来たんです、とKさんが主張できるように、Kさんには知らせずに尾根に入る。

1時間遅れだから追いつく可能性は低いが、もしかしたら岩場手前で考えて足を止めてるかもしないし、下見と言っていたので写真を撮りながらゆっくり歩いている かもしれないので追いつくかもしれないと期待する。

バスの中で、尾根の取りつきを調べる。今回は空身だから余裕、バスを降りると暑いのでタイツを脱いで走る。

地図を見てこの辺が取りつきかな? と思うとこを眺めると、お地蔵さんの裏から明瞭なトレースがある。 尾根道はコンパス通りの方向に伸びてわかりやすい、トレース多く、急登で滑りやすいが、とりあえず追いつくためにひたすら直登。

途中で、猟師が2人が何やかんや喋りながら下りてくる。銃を持っている。
「おい、また来たぞ。これで2人目だ。」
ん!?2人目って、Kさんのことだな?と思って話を交わす。「登山道はあるのか?」と聞かれる。
後でKさんに聞くと、Kさんが小怒田尾根に入った時は、猟犬が走り回り数人の猟師が猪狩りをしていたらしく、この猟師2人は猪を追い立てる役だったらしい。

一人はどのくらい先に歩いてたかを尋ねると、200m先と言うので、おっしゃーこれなら追いつけるかもと、急いで登る。熊がいるので気をつけてとのことだった。
休みなくひたすら登る。すると、岩肌っぽいものが見えてきた。そして、生き物の気配がする。Kさんかな??もしくは熊か??

「おーーーい!」と何回か叫ぶ。 するとようやく人影がみえる。やったー追いついた!休みなく追いつき汗だく。。

猟師がいて、怖くて下りようか迷ったとのことだった。

そこから、少し登ると高黒岩。
ロープを出してもよさげな危うい高度感はほどほどある感じだが、木をうまく利用して巻きながら登る。
久しぶりに岩肌に触ってちょっと緊張して楽しい。

岩場を抜けても、上部はしばらく、傾斜の強い泥+落葉の斜面で気が抜けない。

ようやく稜線が見える。富士見台に到着して立派なあづまやがある。富士山を見てランチ。


下山バス時間まであと3時間。とりあえず大岳山まで行き、大岳山山頂はパスして、サルギ尾根から下りれそうだ。急ぎ足で歩く。

サルギ尾根は高岩山辺りまでは道が整備されているが、その先はいきなりボロボロで急傾斜となる。急いで下りたので膝が痛い。

バス時刻15分前に到着。走り抜けたような5時間だったけど、なかなか充実した山だった。

いっぱい写真を撮ってくれた。撮ってくれるのは新鮮だ。メモリも忘れて撮れないからだけど。

それにしても、デジカメのメモリ入ってないし、元気時計はタフソーラーなのに1日ザックにつけててもLOWバッテリー点滅だし、下山後の行き先の居酒屋は休みだし、 ICIスポーツでスキー本買おうとしたら売ってないし、今日もまたついてない日だった。けど、ま、こんなもんよね。ってことでがっつり酒飲んで帰ってきた。

また明日から 下界のサラリーマンだ。はやく抜けたいわぁ。。。


直登はしません。ここは右から巻く。

落ちたらさよなら

フリーでなんとかいけるレベル photo by K

富士見台についてランチ。

神の下りる村 photo by K

大岳山近くに売地が!! photo by K

落葉で遊ぶ photo by K

サルギ尾根が見える。上高岩山か?

落葉で遊ぶ2 表札をつくったが・・ photo by K

上高岩山近くの展望台より。都内ビルがよく見える photo by K

ドラゴンボール photo by K
|  めろ路 やまのきろく一覧へ  |

inserted by FC2 system