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2015年4月4日 / 八ヶ岳 摩利支天大滝 今季アイス登り納め

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I木さん、A山さん、めろ

[ ROUTE ]

0630 茅野駅集合
0750 赤岳山荘
1030 摩利支天大滝 1400
1530 赤岳山荘

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ころころ変わる天気、天気予報は当たらないし、日曜か土曜か、、、晴れ間のできそうな土曜を狙って八ヶ岳へ。

まだ引越し完了せず、バイルなど色々手元に無く、バイル16本持ってるというI木さんが色々貸してくれるというので、ほぼ空身で茅野駅へ。
今回は秩父からの茅野経由で送迎、ありがたや。

赤岳山荘に到着して準備しがてら欠伸をして歩いていると、私の名前を呼ぶ人が。ん??誰かと思ったら、奥多摩霊能看護師のIさんに元山岳警備隊のSさんじゃないか!! つい先日に送別会をやってもらったばっかりなのに・・・超びっくり!今回も国際山岳ナースの資格を取るべく訓練に来た様子。気合入ってるなー。しばらくお喋りしながら南沢方面へ。

摩利支天大滝の分岐は行ったことがないとわかりづらい。Iさんは10年振りだとか。阿弥陀北西陵にあがれる谷であるため、地図を見て確認。思ったより行者小屋寄り、青テープがついていた。

空身なのに結構バテた。病み上がりにちょうど良い距離だった。。。

今日は誰も入ってないようで、雪はグズグズで、ズボズボ。深いと腰まで埋まる。体重50キロのIさんと私と比べ、Aさんは体重とザックで80kgはあるので1人だけよく腰まで埋まり嘆いているが物理的に仕方ない(笑)。

大滝に近づくにつれ、轟々と水の流れる音がする。今週の月曜は登れた様子だけど、崩壊しちゃったかな?と思わせる嫌な音。3月中旬の記録では左側で雪崩が続く中で登攀していた様子。

少し行き遠目で覗くように見ると、左側は滝になってるが右側は立派なブルーアイスがみえた。凍ってる!しかしよく見ると横に亀裂が・・・。

とりあえず近くにいってみることに。

F1は雪で埋まってるが、下は水が流れているため、左岸の草付きを行くが結構悪い。アイゼンとピッケルがあればいける感じ。帰りは懸垂で下りた。

大滝は左側に亀裂は入ってるが、アイスの厚みは3mもあり立派。亀裂は奥まで走っていない。それにしても左の滝は轟々と水しぶきをあげて5m以上もある滝壺に凄い勢いで流れ落ちる。こんな中に落ちたら 大変だ、、、とりあえずバイルが落ちないように登攀時はスリングで結び付けた。

蒼い氷。ブルーアイス、食べたいくらいの美しさ。

しかしよく見ると結構ハングしてる。下部のアイスが解けてしまったようだ。Iさんにリードお願いしトップロ―プで登れるのを願うのみ。。。

かぶってるのと氷の状態悪くスクリューが効かないため、何十年も?テンションしたことないIさんにとって結構厳しかった様子だったが、さすがのIさん巧みにアイスを登りあげ我らのために トップロープ張ってくれた。

1本目、トップロープでAさん必至のノーテンションで。私はハングでもうパンプしまくり、テンションかけまくってようやく上がる。

「いや〜もう今日はこれ1本でいいよね!!」と言うAさんと私に対し、「せっかく来たんだからもう1本登りなよー」とIさん。

とりあえず腹が減ったのでとランチに逃げる。青空だったのが徐々に辺りは真っ白になった。

ガスの中に大人数の人が登って来る影がみえる。遭難碑があったのでオバケかと思った。8名のガイドツアーの方々。 すぐにアイスはすだれ状になってしまった。

じゃもう1本登るか、、とすだれの中、ちょっとだけ気合いを入れ直しノミックで登る。

2本目、IさんスイスイUP。私も1本目よりは楽に。だいぶ氷が登り易い状態になっていた。もう1本登りたいね〜と話しながら、人が沢山いるので遠慮して今日は終了となった。

約1ヶ月振りの山。3日前まで高熱腸感冒で3日寝込んで体重3kg減筋力減もあり、一昨日ジム再開でリハビリしたが、昨日は腹筋10回しか出来ず、 登れるか心配だったけど、日帰りのアイスはアプローチ含めて病み上がりにちょうど良いリハビリになった!

メンバーも楽しくっていい山だったな〜!
アイスはまた7ヶ月後に!またよろしくお願いします。


摩利支天大滝 1本目必死。。。

F1で手こずる。右の草つきもザイルほしい。

ガスのなか現れる摩利支天大滝

I氏リードをビレイ

I氏リード!

A氏。青空に映える

ブルーアイスに見惚れるが。。

厳しすぎ〜テンションかけまくり

I氏特製、このマルタイラーメンは美味かった!

2本目はだいぶ登り易くなり、あまりテンション掛けずにいけた

保科ガイドの登りを拝見

また来季!
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