[スタイル]単独ハイキング日帰り
[ルート]
赤田代〜見晴〜沼尻〜尾瀬沼〜ナデッ窪
〜燧ケ岳〜御池
(山小屋バイト 尾瀬温泉小屋)
臨時教員の契約が8月まで切れたのでその間、山小屋でバイトすることに。
本当は山頂の山小屋がよかったのだけど、そんな短期間じゃお遊びに終わっちゃうからだめだね〜などと断られ、超短期で受け入れてくれた尾瀬の小屋で10日間バイトすることに。
最初はかなり大変。。。トイレ掃除から配膳まで。いつも「しっかり綺麗にやりなさい」と生徒に言ってる自分を思い出し妙な気分で便器をごしごし磨く。
仕事に慣れたのは4日くらいしてから。だんだん楽しくなってきて宿のお客さんとお喋りする余裕ができたり、昼休みには三条の滝や燧ケ岳へ登りにいったり。
尾瀬で出会った動物は、鹿と穴熊!穴熊は初めて見た。お腹は茶色く背中としっぽはふさふさの黄金の毛だった。彼らは熊とは程遠い、、イタチ科なんだよね。
綺麗な黄緑色の手のひらサイズのカエル君が宿にやってきたこともあった。アマガエルを大きくしてみたいで目がクリクリしてて本当に綺麗な色で可愛いカエルだった〜外へ逃がしてやったけど、もしかして宿に泊まりにきたお客さんだったのかも・・・!?
そんなこんなであっという間に10日間は過ぎさったのでした。
[8月4日 燧ケ岳登山]
仕事が終わり下山時に燧ケ岳へ登ってから下界に帰ることに。
日が昇る前に小屋を出る。あたり一面真っ白だ。だんだんと空が明るくなり始め幻想的な世界。
この尾瀬にあんなに人がいるのに、この景色をみようと朝出かける人は数人のカメラおやじだけ。なんてもったいない。
日が昇り天気は晴れ。
一度尾瀬沼に出てから、急坂の直登ルートのナデッ窪ルートで登る。
人一人にも会わないルート、他の登山客は、違うルートで登っているようだ。
あまりに永遠と岩がゴツゴツしていたルートで、「もうやだ、もうやだ」と10回くらい言いながら登るとようやく山頂へ到着。
頂上は学生の団体やツアー客でいっぱい。
10日間働いた小屋を上から眺める。
下山は北へ抜ける御池へのルート。
ここが物凄く美しいお花畑が広がり天国にでも来たかのようだった。私、死んだんじゃないかと思うくらい綺麗でほっぺたを叩いたりした・・・。
尾瀬って「登山」の場所ではないけれども、朝の幻想的な景色といいこの天国みたいな花畑といい、やっぱりすごい場所だな〜と思った。
尾瀬はいいところだ〜
御池へ下りると8年ほど前の記憶が蘇る。
実は尾瀬は2度目。生まれて初めての山登りは尾瀬の山。その時の彼氏と2人で来たのだけど、燧ケ岳の山頂から下山ルートを間違えてたどり着いたのが御池だったのを思い出した。
本当はテントへ戻るはずが戻れず、御池の宿の人に「なんでもするので泊まらせてください」と受付でお願いしたのを覚えてる。実は思い出深い尾瀬なのでした。