[メンバー]6人 M師匠、M森、Y田、Y内、O田、めろ
[コースタイム]
09:00 中之嶽神社
10:15 西岳
12:00 星穴岳
13:55 むすび穴
15:00 中之嶽神社
以前、山の友人が星穴岳に行ってきたと写真をみせてくれた。おっきな穴の空いた山、面白い山だな〜行ってみたいな〜と思っていた。
まさかこんなにすぐに行けるとは!
前日は雨、当日の北日本は大荒れ模様。寒そうだな〜ぬかるんでるのかな〜と心配していたが、西上州は青空が広がり、温かい。日陰は少しぬかるんでたが、
岩はしっかり乾いていた。
妙義山は、夏は蛭が発生するので、秋からがベストシーズンのようだ。
中之嶽神社からお参りして入山し、西岳を目指す。
西岳への道は、立入禁止のプレートを越えて行くが、踏み跡がしっかりしている。
途中、トラロープのついた3mほどの岩壁が2か所あるが、手足ホールドがしっかりあるので、問題はない。
西岳山頂からは、裏妙義、浅間山、そして星穴岳がよく見える。
西岳山頂からは踏み跡が2つに分かれるが、星穴岳方面に下る踏み跡をたどる。
しばらく行くと、草付の足場の悪い急傾斜。先に師匠が下まで下って様子をみる。相当足場が悪いので、他のメンバーは50mロープ1本を出して懸垂下降。
木が生えているので、頑張れば、木をつたって降りれるかもしれないけど、
何しろ枯れ木で下はどろんこ状態なのでかなり危険。枯れ木と共に下に流れて行ってしまうだろう・・・、師匠は何事もなく下って行ってしまったからすごい。
そこからまた踏み跡をたどり、2〜3人横になれそうな洞窟のような岩のあるテラスに着く。そこから10分ほどで星穴への懸垂地点に到着。
すでに2パーティがいて、1パーティは、星穴新道から登ってきたようだった。
星穴岳へはそのまま登れそうだが、万が一の安全のためロープを出して登る。
星穴岳山頂は、結構広いのでお昼ご飯を食べてゆっくりする。陽も当たって温かい。
あとで調べてみると、星穴岳山頂は東と西があって、正しい山頂は決まってないとか。私たちが着いたのは、東。西は一人くらいしか立てない山頂らしい。
懸垂下降地点から下を見下ろすと、途中で光が差し込んでいた。下りてみるとやはりそこが、射抜き穴だった。射抜き穴まで下降して、穴から反対の南側に抜けて、
今度は40mの下降。下降して東側にトラバースするとむすび穴に到着。しばし撮影タイム。
むすび穴に感動し、十分満喫してから下山を始める。
射抜き穴から40m下の下降点からさらに下へと沢を下降する。落ち葉で踏み跡がない状態だが、しばらく行くと、踏み跡出現。西岳方面を目指しながら尾根つたいを歩く。
踏み跡のある尾根道は続くが、中之岳神社へは、西にトラバースしないといけない。でもトラバース地点が見当たらない。
と、師匠が「こっちだ!」と言って、尾根道を外れ、道なき道をトラバース始めた。どんどん進む師匠に半信半疑でついていくと、師匠が「これみて」と言う。
おー!赤テープだ!まるで今付けたかのような神技的出現。自分だったら、トラバースの道がわからず、安全なテープのある尾根道を行くしかなかったと思う。
やっぱり経験の違いなのか。。。。師匠のルートファインディング力に惚れ惚れする。
さらに進み、またもや分岐。自分は選ぶ自信がない暗い斜面を下る。しばらく行くと、テープが出現し、そして轟岩が現れあっと言う間に中之嶽神社に着いてしまった。
むすび穴から2時間の下山のはずが、迷うことなく1時間で着いてしまった。
自分一人だったら絶対に来れなかった・・・・。
神社に無事に登ってこれたことの報告をしてみんなでお参りし、駐車場へ。
出発してからちょうど6時間で下山。早い下山と満足な山にみんなで握手。
それにしても無駄のないとっても楽しい山行だった。師匠に感謝。
もっと色んなバリエーションルートを経験して、野生の感を磨きたいものだ。
大大満足な星穴でした☆☆
今度は星穴新道で登りに来たい。