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2013年11月17日 妙義山 星穴岳

[ member/スタイル/ギア ]

Dさん/レンタカー/50mロープ2本

[ time ]

0840?
0915 西岳分岐(装備)
1000 西岳
1240 射ぬき穴への下降前(順番待ち)
1335 射ぬき穴(ロープ回収後)
1430 星穴
1605 神社
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2年ぶりの星穴岳。日帰りで楽しめるプチアルパインと妙義の魅力にとりつかれたのを思い出す。 そういいながらも妙義へ来る機会なく、2年ぶり2度目の星穴岳となった。

星穴新道から行こうと計画していたけど、懸垂してトラバースして登り返して、、そしてトレース無いという難しそうなルートだったので、今回は手始めに一度行ったルートで。

相方は妙義初めてで、あまりクライミングはやっていない(山の経験は私より長い)ので、私の記憶を頼りに、リーダー気分で出発。

登山口となる神社下の大きな駐車場につくと、警察が登山者に注意を呼び掛けている。滑落死亡事故が多発しているらしい。 話していると、お巡りさんも実は山屋だったりして、話しが通じるのがいい。

「ここから立ち入り禁止」のボロ看板がある手前の陽のあたる場所で、ハーネスと装備を着ける。
岩で難しいのは、星穴岳直下だけ。それよりも、私はザレたトラバースや泥んこズルズルの道がどうもバランスとれなくて怖いのだ。

西岳から下りは、ロープで懸垂なんだけど、50m1本で下りたら、足りない!
ひょえー!
ロープなしでも下れそうだけど、足場がやっぱり不安定。ずるっと滑ったら、死にはしないけど怪我しそうだし。
とりあえず頼れそうな木に自己確保して、相方も来てもらってからそっからもう一回懸垂することにした。自己確保にも時間がかかる、なんとか木に確保。
足場のない崖の懸垂だったらビビって動けなかったかも。。。
「ロープ足りない!」という私の声が後続に届いていたので、後続は50m2本で下りて来た。
ここは2年前は、2本で下ったのか覚えていないが、以前よりルートは崩れていた。

山頂直下は相方がリードしてくれた。登山靴でよく登ったと思う。私はアプローチシューズでセカンドでもびびってた。山頂でちょっとだけ休憩。
星穴はここから。穴を2つ巡って不明瞭な道を明るいうちに降りなくては。

山頂から射ぬき穴への懸垂は、前の2パーティが、私が2年前降りた反対方向から下りていた。そして苦戦していた。
こっちでいいのだろうか。。。でも、懸垂に使う支点の向きが明らかに、一方に向かっていて、当然のようにみんなそちらから下りている。
後続のガイドパーティに聞くと、ガイドさんもこれまで何度か来たことはあって、私と同じ反対方向から下りていたと。 でもこの支点を見ると、もしかしたらルートが変更になったのかもしれない、、と言っている。

半信半疑で前パーティに続き、2年前と反対から下りてみる。
相方に先に下りてもらう。するとなかなか返事がない。下りたはいいが、穴に直接下りれず足場のあるとこまで登り返したようだった。
そして今度はロープダウンできない!降りる時ロープの動きも確認したし、途中もひっかからないように見て下りたし、引っかかりそうな木もなかったはずだけど。。。
何度引いても落ちないので、最終手段、姿は見えない後続のガイドさんにお願いして、ロープを下ろしていただいた。ありがとうございました。後続いてよかった。

この様子を見たガイドさんは、自分たちとは反対から懸垂してきていた。

40mの懸垂は、そこからすぐ。前のパーティが左下の高くなっている場所へ下りて行ったので、進む先に迷う。確かもっとずっと下まで下りたはず、と 考えながら絡まるロープを下ろしながら下降していると、前のパーティが、自分達は星穴に行かずにおりますから、と叫んでいる。
そっか、と思い、「気をつけて〜」と挨拶する。

下まで降りる。落石が多いので、横に避ける。そこから少し登ると、むすび穴。
2度目だけど、とても不思議な穴。
ラーメン作って、食べて一息。
今度は、道に迷わずに不明瞭な道を下るのみ。

一度道を見失う。必ず戻ってよーーく見ると、人の足なのか動物の足なのか見えてくる。
相方とお互いの勘を頼りに信じていくと、以外に早く神社にたどり着いた。
無事ついたーよかったよかった。神様に今日も学ばせてもらったことを有難くお礼をいって下山。

やっぱり妙義は面白い。相方もすっかり妙義プチアルパインファンに。今度はいつどこの「プチinミョウギ」行けるかなぁ。楽しかった!


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2年前の星穴岳


本日の星穴岳

西岳よりどろんこ懸垂下降

ロープ張られていて問題なし

紅葉きれい

黄色い空がきもちいいー

射ぬき穴を降りたところ

40m懸垂。長くてロープからむ。落石注意

贅沢なお庭のような景色
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